今も昔も変わることなく、学習塾へ子供を通わせる目的としては、難関大学の合格や成績アップが大半を占めています。
目的からすれば、効率的な勉強方法を学び、結果としてテストで好成績を納めることが重要であり、それに付随して教育まで望む親はどれくらいいるのでしょうか。
逆に、教育は学校で、試験対策は学習塾でと考えている人は少なくないと思われます。
その方が効率的であり、成果を早く確認できるからです。
ただ、教育とは何かを考えた場合、分け隔てて考える必要はありません。
学習塾には、同じ目的を持つ仲間がいて、学校では知り合うはずもない人と出会い、交流することで得られるものもあります。
人が成長する上で、人から教えられて身に付けるものと、周りと交流して身に付けるものがあります。
ライバルと言えば、蹴落としてでも自分が上に行くことを望む人もいますが、良き目標としてその人を尊重し、優れたものを自分に取り込んでいくことも一つの教育であると考えています。
他者と比較して、自分に足りない一面を見直すきっかけともなるからです。
学習塾と言えば試験対策をする場所から、幅広い人と交流できる場所と見方を変えることで、子供の良い成長が期待できるのかも知れません。
教育とは、必ずしも学校だけで身に付けるものではなく、生活を通じて身に付けるものも多くあるからです。